「災害と文化財」講座終了
かねてよりお知らせしておりました、「災害と文化財」講座を本日開催いたしました。
本日のプログラムは
1.開催挨拶
北田克己(文化財保存修復研究所所長)
2.講演① <被災紙資料の安定化処理について>
鈴木晴彦((株)修護)
3.講演② <文化財と災害>
高梨光正(愛知県立芸術大学芸術学准教授/前国立西洋美術館主任研究員)
―――――休憩―――――
4.<愛知県の現状について>
大島敦臣(愛知県教育委員会生涯学習課文化財保護室)
5.質疑応答
6.法隆寺模写展示館/文化財保存修復研究所見学
でした。
今回の講座は東海3県の美術館・博物館や市町村の文化財行政に関わる方々にお声掛けし、東日本大震災での文化財レスキューを実際に経験された先生方のお話をふまえてこの地方での文化財の防災について考えるきっかけづくりという趣旨での開催で、28名の方(うち学生7名)にご参加いただきました。
大規模な災害が発生した際に文化財を守るためには物理的な設備の拡充はもちろん、人的なネットワークの充実も大切です。今回の講座を通して地域の文化財に関わる皆様と、現状と今後の課題を共有できたことは本研究所にとっても大きな収穫となりました。
今後も継続してこのような機会を設けたいと思います。
各プログラムの様子
講演① <被災紙資料の安定化処理について>
講演② <文化財と災害>
<愛知県の現状について>
<質疑応答>
<法隆寺模写展示館見学>