修理報告披露展ー終了しました

平成28年修理完成作品披露会」が1月24、25日にかけて開催され、無事終了いたしました。
今回の展示では修理完了作品と併せて修理前写真や、修理工程の解説パネルも会場内に設置し、ご覧いただきました。

会場内の様子

会期中には学内外併せて約80名ほどの方にご来場をいただき、その中には修理依頼者の方も。修理したての表具をご覧いただき、「(修理を)やってよかった」とのありがたいお声を聞くことができました。
また、25日の午後には日本画大学院生による『真長寺蔵「真言八祖像」修理報告会』が行われました。

修理報告会の様子

日本画専攻大学院の修復実習では所蔵元である真長寺様のご協力を得、現在「真言八祖像」の修復を複数年計画で行っており、28年度の修理作品である「龍智菩薩像」と「善無為三蔵像」の修理についての口頭発表を学生たちが行いました。
真長寺のご住職を始めとする関係者の方々や日本画専攻の教員、学生などを前に緊張の面持ちで説明を行う学生たち。 こちらも本年度初の試みですが、来年度以降に向けて研究点が色々ありそうです。