名古屋市美術館ワークショップ「科学の眼で見る絵画」

2月14日(日)、名古屋市美術館にてワークショップ「科学の眼で見る絵画」が催されました。

名古屋市美術館の常設企画展では、現在《愛知県立芸術大学・名古屋市美術館 共同研究 北川民治の絵画技法―自然科学的調査と再現研究を通して―》が開催されています(21日まで)。
この企画展に合わせたイベントで、当文化財保存修復研究所も協力をしました。

ワークショップ講師は愛知芸大でも教鞭をとる森田恒之先生で、マイクロデジタルスコープを用いて試料の観察などを行い、眼で見えている情報に対する科学的な情報について、講義されました。
さらに、実際に展示中の絵画についてのレクチャーも行われ、参加者からは「絵の見方が変わる」とか、「気付かなかったことに気づかされた」などの声が聞かれました。

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展示中の絵画を例に講義