光学調査についての講義がありました

本日は青木智史先生をお迎えし、日本画大学院生を対象とした講義を行っていただきました。
先生はこれまで数々の考古美術作品の光学調査を行われており、講義では先生が実際に携わられた調査を例に交えながら光学調査の行い方、得られたデータの読み解き方などをお教えいただきました。

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午後からは修復研究所でお預かりしている物件について実際に赤外・紫外線撮影などの調査を行っていただきました。

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特殊な機材を用いる調査では機材の扱いはもちろん、データの読み取りには知識と経験が必要となりますが、このような調査を通して使用されている素材や技法などの新たな発見もあります。

作品の保存修復とあわせてこのようなデータを蓄積していくことも当研究所の重要な役割です。