平成29年度スタート
新年度に入り、先日本学でも入学式が執り行われ、新たな学生を迎えました。
研究所でも新たな修復物件を受け入れ、早速作業をスタートしています。
本日は日本画大学院の修復実習初日でもありました。
修復研究所設立以前よりこの修復実習は行われていましたが、昨年より学生が2組に分かれ、それぞれ一幅ずつの修理前調査、修理作業、仕立て直し、報告書作成までを一貫して行うというカリキュラムを取り入れ、より一層充実した授業となっているかと思います。
写真は表具から取り外した本紙の彩色部分に膠水を塗布し、剥落止めを行っているとこです。
本年度、修復実習に参加する日本画第三研究室には新たに2名の新入生が入学し、大学院2年生と合わせて4名の所属となりました。彼らにお手伝いいただきながら、ともに修復作業を行って参りますので、本年度も当修復研究所をよろしくお願いいたします。